コンセプト
屋上の広いバルコニーは、実際に物干しや夕涼みの場として生活の空間活用の利便を広げています。
このような形と発想は、鉄筋コンクリートの建物でなければ無理と思われていた空間ですが、当社はその防水性の信頼度において、安心感の高いFRP防水を積極的に木軸工法に取り入れ、施工マニュアル化を図りながら屋根の有効利用を可能なものとしました。
今は直接責任施工とすることで、木造といえどもビルのような屋上をもった建物も可能となり、このことは今までの木造空間の概念と形をその構造形態から開放して、設計の自由度を高める結果となっています。
下の住宅は新築の住宅に見えますが、この建物は一部既存部分を残し、大半は建て替えられた増築住宅です。
バルコニーに特徴があり、1階の部屋上の全部に15帖くらいの広いバルコニーが接続しております。この部分は2階の各部屋から利用ができる、便利な生活屋上空間です。このため、バルコニーに面している2階の部屋は1階のように大きな窓や掃き出し戸が取り付け可能なので、感覚的にも明るい解放感のある居室となっています。